まちの未来・イメージ工房
―平成24年度前期第1回ゼミの御案内―
次回のゼミ開催日程が決まりましたので、ご案内いたします。皆様のご参加をお待ちしています。
6月17日(日) 14:00〜15:30
コーディネーター 前田哲男氏(山口県立大学教授)
テーマ: 間違いだらけの「前提」が地方を衰退させる
会 場 名田島地域交流センター2階 創作室
住所:山口市名田島1218番地1 (山口南総合センターのところです)
駐車場 有り
参加料 無料
【お問合せ先】 イメージ工房学級委員
山口市嘉川4503 棟久和成
TEL 090−7130−6213
E-Mail iria@c-able.ne.jp
2012年05月18日
2012年05月08日
まちの未来・イメージ工房(第3回)
やまぐち街なか大学 平成23年度(後期)
まちの未来・イメージ工房(第3回) 開催記録メモ
1 平成24年4月21日(土) 14:00〜15:30 大殿地域交流センター2F・研修室
2 開催テーマ 成功事例と地域再生
3 内 容
今回のゼミでは、テキストの第2章「なぜ市民と地方は豊かになれないのか?」の部分
を要約した資料により、前田先生から話題提供がありました。
第2章では、成功事例によく登場する島根県松江市の天神町商店街について、県庁職員
と松江市職員の評価が分かれていることが紹介されています。県庁職員は「月に1度のイ
ベントのときは賑わうが、普段は閑古鳥が鳴いている。」と言い、一方の市職員は「普段
は閑古鳥が鳴いているけど、月に1度のイベントのときは非常に賑わう。」と言っていま
す。これは前者が一般市民の目線で、後者が提供者の目線といえます。筆者は、成功事例
は「提供者の目線」から事例を選び、良い点だけを記述して「成功だと称賛するプロパガ
ンダ(宣伝)もしくはコマーシャル(広告)である。」としています。そして、このこと
により「イベントの時だけ賑わう商店街」が全国に広がっていくことを指摘しています。
また、商店街再生事業として行われる「イベント事業」と「空き店舗対策事業」の関係
についても、イベントは「顧客を集める事業」であるのに対し、空き店舗対策は「商店主
を集めるための事業」と整理できます。これは顧客と売り手の双方が不足していることを
意味しています。つまり、「客も売り手も少なすぎて困っている商店街は、そもそも必要
なのか?」という根本的な問題が横たわっている中で、地方の商店街振興が行われている
ことが見えてきます。
ゼミの中では、少子高齢化が進む中で、高齢者が自分の生まれ育った地域でこれからも
暮らし続けることができるかどうかが議論になりました。公共交通機関のない地域では、
年を取って自分で車を運転できなくなると施設に入るしかないという意見に対し、宅配サ
ービスなどを地域(自治会)が取り組むことによる問題解決の可能性を探りました。
施設に入居すれば月15〜20万円必要になりますが、このうち5万円程度は家賃分です。
そもそも自分の持家があるわけですから、この家賃相当額を生まれ育った地域で暮らし続
けるために必要なコスト(サービス)に使うことは可能なはずです。例えば、1回300円の
宅配サービスは、毎日使っても月9千円です。サービスの提供側から考えても10軒集まれ
ばボランタリーな活動であれば事業化の可能性が開けるように思われます。これからは、
地域住民共通の困りごとを、いかに自治会などで意見集約していけるかが大切なようで
す。
◎本日のゼミで学んだこと
需要側も供給側も、必要なことを支援する。
まちの未来・イメージ工房(第3回) 開催記録メモ
1 平成24年4月21日(土) 14:00〜15:30 大殿地域交流センター2F・研修室
2 開催テーマ 成功事例と地域再生
3 内 容
今回のゼミでは、テキストの第2章「なぜ市民と地方は豊かになれないのか?」の部分
を要約した資料により、前田先生から話題提供がありました。
第2章では、成功事例によく登場する島根県松江市の天神町商店街について、県庁職員
と松江市職員の評価が分かれていることが紹介されています。県庁職員は「月に1度のイ
ベントのときは賑わうが、普段は閑古鳥が鳴いている。」と言い、一方の市職員は「普段
は閑古鳥が鳴いているけど、月に1度のイベントのときは非常に賑わう。」と言っていま
す。これは前者が一般市民の目線で、後者が提供者の目線といえます。筆者は、成功事例
は「提供者の目線」から事例を選び、良い点だけを記述して「成功だと称賛するプロパガ
ンダ(宣伝)もしくはコマーシャル(広告)である。」としています。そして、このこと
により「イベントの時だけ賑わう商店街」が全国に広がっていくことを指摘しています。
また、商店街再生事業として行われる「イベント事業」と「空き店舗対策事業」の関係
についても、イベントは「顧客を集める事業」であるのに対し、空き店舗対策は「商店主
を集めるための事業」と整理できます。これは顧客と売り手の双方が不足していることを
意味しています。つまり、「客も売り手も少なすぎて困っている商店街は、そもそも必要
なのか?」という根本的な問題が横たわっている中で、地方の商店街振興が行われている
ことが見えてきます。
ゼミの中では、少子高齢化が進む中で、高齢者が自分の生まれ育った地域でこれからも
暮らし続けることができるかどうかが議論になりました。公共交通機関のない地域では、
年を取って自分で車を運転できなくなると施設に入るしかないという意見に対し、宅配サ
ービスなどを地域(自治会)が取り組むことによる問題解決の可能性を探りました。
施設に入居すれば月15〜20万円必要になりますが、このうち5万円程度は家賃分です。
そもそも自分の持家があるわけですから、この家賃相当額を生まれ育った地域で暮らし続
けるために必要なコスト(サービス)に使うことは可能なはずです。例えば、1回300円の
宅配サービスは、毎日使っても月9千円です。サービスの提供側から考えても10軒集まれ
ばボランタリーな活動であれば事業化の可能性が開けるように思われます。これからは、
地域住民共通の困りごとを、いかに自治会などで意見集約していけるかが大切なようで
す。
◎本日のゼミで学んだこと
需要側も供給側も、必要なことを支援する。
2012年02月26日
まちの未来・イメージ工房(第2回) 開催記録メモ
やまぐち街なか大学 平成23年度(後期)
まちの未来・イメージ工房(第2回) 開催記録メモ
1 日時及び場所
平成24年2月4日(土) 14:00〜15:30 白石地域交流センター2F・講堂
2 開催テーマ 地域再生
3 内 容
最初に前田先生から、今回のゼミからテキストとして使用する久繁哲之助著『地域再生の罠』が紹介されました。本の中身を簡単に言うと「なぜ市民と地方は豊かになれないのか?この罠のカラクリを解き明かし、市民が豊かになる地域と地方自治のあり方を提示する」というものです。
本書の「はじめに」の部分で、専門家が成功事例としている地域再生策の多くは、実は成功しておらず、本質を考えない人は、えてして成功事例を鵜呑みにしてハウツー論にいきなり飛びつくと警鐘を鳴らしている。
第1章では、「大型商業施設への依存が地方を衰退させる」とし、渋谷から快速で約100分のところに位置する宇都宮市(栃木県の県庁所在地:人口約51万人)で大型商業施設の撤退が止まらない状況が紹介されています。特に百貨店の撤退が顕著で、2000年から2003年までのわずか4年で、西武百貨店の撤退などを含めて4つもの百貨店が閉店し、加えて2001年10月に開業した宇都宮109も2005年7月、4年足らずで撤退しています。しかし、109撤退以降も「うつのみや表参道スクエア」など新たな箱物建設を進めている。この背景には、土建工学者など専門家が、成功事例集に「地域再生の起爆剤として○○ビルが建設された」などと賞賛する悪習がある。彼らが成功と賞賛した箱物の多くは、実は有効活用されていないことを指摘しています。
ゼミの中では、歳を取ったら欲しいものが無くなってきたこと、社会貢献のためにお金を使いたいこと、若者は都会の風を求めること、お店は地域に合わせた出店形態が求められること、今の社会に寄付の文化が無いことなど、様々な意見がありました。
地域再生の施策は、「提供者側の中高年男性」だけで策定されることが多く、ここに地域衰退の元凶があります。前述の109撤退の3つの理由は、「@セレクトショップなのに空き店舗を100円ショップで埋めたこと、A店員がカリスマの資質にかけていたこと、Bコンセプトに反する施設が周辺に存在していたこと」であり、都市や施設の「魅力及び問題点」を発見するには、「提供者側」ではなく「消費者側」、とりわけ若者と女性の行動や会話に5感を傾ける必要があるようです。
◎本日のゼミで学んだこと
他都市で支持されているものでも、その都市の市民から支持されるとは限らない
まちの未来・イメージ工房(第2回) 開催記録メモ
1 日時及び場所
平成24年2月4日(土) 14:00〜15:30 白石地域交流センター2F・講堂
2 開催テーマ 地域再生
3 内 容
最初に前田先生から、今回のゼミからテキストとして使用する久繁哲之助著『地域再生の罠』が紹介されました。本の中身を簡単に言うと「なぜ市民と地方は豊かになれないのか?この罠のカラクリを解き明かし、市民が豊かになる地域と地方自治のあり方を提示する」というものです。
本書の「はじめに」の部分で、専門家が成功事例としている地域再生策の多くは、実は成功しておらず、本質を考えない人は、えてして成功事例を鵜呑みにしてハウツー論にいきなり飛びつくと警鐘を鳴らしている。
第1章では、「大型商業施設への依存が地方を衰退させる」とし、渋谷から快速で約100分のところに位置する宇都宮市(栃木県の県庁所在地:人口約51万人)で大型商業施設の撤退が止まらない状況が紹介されています。特に百貨店の撤退が顕著で、2000年から2003年までのわずか4年で、西武百貨店の撤退などを含めて4つもの百貨店が閉店し、加えて2001年10月に開業した宇都宮109も2005年7月、4年足らずで撤退しています。しかし、109撤退以降も「うつのみや表参道スクエア」など新たな箱物建設を進めている。この背景には、土建工学者など専門家が、成功事例集に「地域再生の起爆剤として○○ビルが建設された」などと賞賛する悪習がある。彼らが成功と賞賛した箱物の多くは、実は有効活用されていないことを指摘しています。
ゼミの中では、歳を取ったら欲しいものが無くなってきたこと、社会貢献のためにお金を使いたいこと、若者は都会の風を求めること、お店は地域に合わせた出店形態が求められること、今の社会に寄付の文化が無いことなど、様々な意見がありました。
地域再生の施策は、「提供者側の中高年男性」だけで策定されることが多く、ここに地域衰退の元凶があります。前述の109撤退の3つの理由は、「@セレクトショップなのに空き店舗を100円ショップで埋めたこと、A店員がカリスマの資質にかけていたこと、Bコンセプトに反する施設が周辺に存在していたこと」であり、都市や施設の「魅力及び問題点」を発見するには、「提供者側」ではなく「消費者側」、とりわけ若者と女性の行動や会話に5感を傾ける必要があるようです。
◎本日のゼミで学んだこと
他都市で支持されているものでも、その都市の市民から支持されるとは限らない
2012年01月27日
山口盆地考 後期第四回 特別講演・シンポジウム『山口盆地考』
山口盆地考 後期第四回 特別講演・シンポジウム『山口盆地考』
期日 2月25日(土)
時間 午後2時から午後4時まで
会場 菜香亭2階会議室
連絡先、kokutsu@mac.com あるいは
080-3894-1944、資料掲載サイト:http://web.me.com/kokutsu/Geddes/Valley_Section.html
参加費 無 料
参加申し込みは不要、当日参加可能です。
なお関連展覧会『山口盆地考ー閏(うるう)ー』は、
期日 2月24日から3月4日まで
場所 木町ハウス、(山口市木町4−13)で開催されます。
期日 2月25日(土)
時間 午後2時から午後4時まで
会場 菜香亭2階会議室
連絡先、kokutsu@mac.com あるいは
080-3894-1944、資料掲載サイト:http://web.me.com/kokutsu/Geddes/Valley_Section.html
参加費 無 料
参加申し込みは不要、当日参加可能です。
なお関連展覧会『山口盆地考ー閏(うるう)ー』は、
期日 2月24日から3月4日まで
場所 木町ハウス、(山口市木町4−13)で開催されます。
2012年01月19日
後期第三回 「山口盆地考」ご案内(やまぐち街なか大学)
後期第三回「山口盆地考」ご案内(やまぐち街なか大学)
日時: 1月21日(土) 午後5時〜6時30分
場所:木町ハウス・KIMACHI HOUSE (山口市木町4-13)
「山口盆地考」 後期第三回 前回までをまとめ更に総合的に「山口盆地」を探求する
資料室へ
http://web.me.com/kokutsu/Geddes/Valley_Section.html
なお1月の研究会は、連続することになりますが、 1月28日(土) 午後5時〜6時30分
に
「山口盆地考」 後期第四回 前回までをまとめ更に総合的に「山口盆地」を探求する
2月のイヴェントの詳細の検討を継続。
として開催を予定しています。
皆さまのご参加をお待ちしています。
連絡先、kokutsu@mac.com あるいは 080-3894-1944、
資料掲載サイト:http://web.me.com/kokutsu/Geddes/Valley_Section.html
日時: 1月21日(土) 午後5時〜6時30分
場所:木町ハウス・KIMACHI HOUSE (山口市木町4-13)
「山口盆地考」 後期第三回 前回までをまとめ更に総合的に「山口盆地」を探求する
資料室へ
http://web.me.com/kokutsu/Geddes/Valley_Section.html
なお1月の研究会は、連続することになりますが、 1月28日(土) 午後5時〜6時30分
に
「山口盆地考」 後期第四回 前回までをまとめ更に総合的に「山口盆地」を探求する
2月のイヴェントの詳細の検討を継続。
として開催を予定しています。
皆さまのご参加をお待ちしています。
連絡先、kokutsu@mac.com あるいは 080-3894-1944、
資料掲載サイト:http://web.me.com/kokutsu/Geddes/Valley_Section.html
2012年01月16日
まちの未来・イメージ工房―平成23年度後期第2回ゼミの御案内―
まちの未来・イメージ工房―平成23年度後期第2回ゼミの御案内―
次回のゼミ開催日程が決まりましたので、ご案内いたします。皆様のご参加をお待ちしています。
平成24年2月4日(土) 14:00〜15:30
コーディネーター 前田哲男氏(山口県立大学教授)
テーマ : 地域再生
会 場 山口市白石地域交流センター2階研修室
住所:山口市本町一丁目1番25号
※いつもの大殿地域交流センターではありませんのでご注意を!
駐車場 有り
参加料 無料
【お問合せ先】 イメージ工房学級委員
山口市嘉川4503 棟久和成
TEL 090−7130−6213
E-Mail iria@c-able.ne.jp
次回のゼミ開催日程が決まりましたので、ご案内いたします。皆様のご参加をお待ちしています。
平成24年2月4日(土) 14:00〜15:30
コーディネーター 前田哲男氏(山口県立大学教授)
テーマ : 地域再生
会 場 山口市白石地域交流センター2階研修室
住所:山口市本町一丁目1番25号
※いつもの大殿地域交流センターではありませんのでご注意を!
駐車場 有り
参加料 無料
【お問合せ先】 イメージ工房学級委員
山口市嘉川4503 棟久和成
TEL 090−7130−6213
E-Mail iria@c-able.ne.jp
2012年01月07日
第7回 家族学ゼミ
第7回 家族学ゼミ 「新年を迎えて自分の思いを話してみましょう」
日時:1月27日(金) 14:00〜16:00
会場:大殿地域交流センター
日時:1月27日(金) 14:00〜16:00
会場:大殿地域交流センター
まちの未来・イメージ工房(後期第1回) 開催記録メモ
やまぐち街なか大学 平成23年度(後期)
まちの未来・イメージ工房(第1回) 開催記録メモ
1 日時及び場所
平成23年12月18日(土) 14:00〜15:30 大殿地域交流センター2F・研修室
2 開催テーマ 高齢者の激増への対処
3 内 容
23年度後期のゼミがスタートしました。本日のゼミでは前期に引き続き、『デフレの正体』の補講部分を取り上げ、要約した資料により前田先生から話題提供がありました。
テキスト本編では、「生産年齢人口減少」への対処策が語られてきましたが、「激増する高齢者への対処」のことに触れられていませんでした。これについて著者は、問題が大きすぎるので意図的に避けてきたとした上で、補講部分で、生活保護、年金、医療福祉について自説(提案)を述べています。
一つ目の提案は、高齢化社会における安心安全の確保は第一に生活保護の充実で行い、働いて収入を得られない老人と子供には手厚く、現役世代の不正受給には厳しく刑法を適用しようとするものです。また、所得に関係なく給付されるような給付金、減税、所得控除のたぐいは廃止していくべきとしています。これは給付金を貯金してしまうようなゆとりのある階層にまで対象を広げていては、経済効果がその分減殺されてしまうからです。
二つ目の提案は、年金について、高齢者の面倒を若者から徴収した金銭でみるという現行の方式を、高齢者の面倒は生まれ年が同じ他の高齢者から徴収した金銭でみる「生年別共済」に切り替えるというものです。つまり「世代間」の仕送りから、「世代内」の助け合いへの変更です。そして、四〇年代生まれ以下の世代であれば、その年生まれの全員が生きていくのに十分な貯蓄を獲得できているのではないかとしています。
三つ目の提案は、医療福祉サービスの供給を安定的に増やしていく方策を考える上で、戦後の住宅供給政策が参考になるというものです。1940年から1995年の間に、日本の生産年齢人口は倍増しましたが、一切のスラムを形成することなく、求めるもの全員に大なり小なり文化的・健康的な生活を営むことのできる住宅を供給することに成功したからです。
ゼミの中では、「年金は抜本改革の時期を通り越している」「国の将来がしっかりしていないことが最大の問題」「高齢者からすると今の若者は苦労が10分の1になっている」といった厳しい意見がありました。
このうち年金については、国土庁が1970年代に第三次全国総合開発計画を構想した際、当時の人口予測からも容易に現在のような高齢者激増社会の到来が予想されたことから、これに対処する方策が検討されたそうですが、当時の年金官僚の猛烈な反対で闇に葬られてしまったとか。その時点で何らかの施策がとられていれば、日本の今はずいぶんと違っていたのではないでしょうか。
◎本日のゼミで学んだこと
問題の先延ばしは誰のため?
まちの未来・イメージ工房(第1回) 開催記録メモ
1 日時及び場所
平成23年12月18日(土) 14:00〜15:30 大殿地域交流センター2F・研修室
2 開催テーマ 高齢者の激増への対処
3 内 容
23年度後期のゼミがスタートしました。本日のゼミでは前期に引き続き、『デフレの正体』の補講部分を取り上げ、要約した資料により前田先生から話題提供がありました。
テキスト本編では、「生産年齢人口減少」への対処策が語られてきましたが、「激増する高齢者への対処」のことに触れられていませんでした。これについて著者は、問題が大きすぎるので意図的に避けてきたとした上で、補講部分で、生活保護、年金、医療福祉について自説(提案)を述べています。
一つ目の提案は、高齢化社会における安心安全の確保は第一に生活保護の充実で行い、働いて収入を得られない老人と子供には手厚く、現役世代の不正受給には厳しく刑法を適用しようとするものです。また、所得に関係なく給付されるような給付金、減税、所得控除のたぐいは廃止していくべきとしています。これは給付金を貯金してしまうようなゆとりのある階層にまで対象を広げていては、経済効果がその分減殺されてしまうからです。
二つ目の提案は、年金について、高齢者の面倒を若者から徴収した金銭でみるという現行の方式を、高齢者の面倒は生まれ年が同じ他の高齢者から徴収した金銭でみる「生年別共済」に切り替えるというものです。つまり「世代間」の仕送りから、「世代内」の助け合いへの変更です。そして、四〇年代生まれ以下の世代であれば、その年生まれの全員が生きていくのに十分な貯蓄を獲得できているのではないかとしています。
三つ目の提案は、医療福祉サービスの供給を安定的に増やしていく方策を考える上で、戦後の住宅供給政策が参考になるというものです。1940年から1995年の間に、日本の生産年齢人口は倍増しましたが、一切のスラムを形成することなく、求めるもの全員に大なり小なり文化的・健康的な生活を営むことのできる住宅を供給することに成功したからです。
ゼミの中では、「年金は抜本改革の時期を通り越している」「国の将来がしっかりしていないことが最大の問題」「高齢者からすると今の若者は苦労が10分の1になっている」といった厳しい意見がありました。
このうち年金については、国土庁が1970年代に第三次全国総合開発計画を構想した際、当時の人口予測からも容易に現在のような高齢者激増社会の到来が予想されたことから、これに対処する方策が検討されたそうですが、当時の年金官僚の猛烈な反対で闇に葬られてしまったとか。その時点で何らかの施策がとられていれば、日本の今はずいぶんと違っていたのではないでしょうか。
◎本日のゼミで学んだこと
問題の先延ばしは誰のため?
2011年11月20日
まちの未来・イメージ工房―平成23年度後期第1回ゼミの御案内―
まちの未来・イメージ工房―平成23年度後期第1回ゼミの御案内―
次回のゼミ開催日程が決まりましたので、ご案内いたします。皆様のご参加をお待ちしています。
平成23年12月18日(日) 14:00〜15:30
コーディネーター 前田哲男氏(山口県立大学教授)
テーマ : 高齢者の激増への対処
会 場 山口市大殿地域交流センター2階研修室
住所:山口市大殿大路120-4
駐車場 有り
参加料 無料
【お問合せ先】 イメージ工房学級委員
山口市嘉川4503 棟久和成
TEL 090−7130−6213
E-Mail iria@c-able.ne.jp
次回のゼミ開催日程が決まりましたので、ご案内いたします。皆様のご参加をお待ちしています。
平成23年12月18日(日) 14:00〜15:30
コーディネーター 前田哲男氏(山口県立大学教授)
テーマ : 高齢者の激増への対処
会 場 山口市大殿地域交流センター2階研修室
住所:山口市大殿大路120-4
駐車場 有り
参加料 無料
【お問合せ先】 イメージ工房学級委員
山口市嘉川4503 棟久和成
TEL 090−7130−6213
E-Mail iria@c-able.ne.jp
後期 第二回 山口盆地考
後期 第二回 山口盆地考
後 期 第一回 山口盆地考
日 時 平成23年11月26日 17:30〜19:00
会 場 木町ハウス,(山口市木町4−13)
内 容 前回までをまとめ更に総合的に「山口盆地」を探求する。
月開催予定のイヴェントの内容を協議。
連絡先 kokutsu@mac.com あるいは 080-3894-1944、
資料掲載サイト:http://web.me.com/kokutsu/Geddes/Valley_Section.html
後 期 第一回 山口盆地考
日 時 平成23年11月26日 17:30〜19:00
会 場 木町ハウス,(山口市木町4−13)
内 容 前回までをまとめ更に総合的に「山口盆地」を探求する。
月開催予定のイヴェントの内容を協議。
連絡先 kokutsu@mac.com あるいは 080-3894-1944、
資料掲載サイト:http://web.me.com/kokutsu/Geddes/Valley_Section.html